作品コンセプトを決める3つのステップ

コンテストで結果を出すには

「何を作るか」ではなく「どう伝えるか」を考える


🟦 はじめに

ガンプラコンテストで結果を出すためには、“コンセプト=作品の芯”がしっかりしている
ことが欠かせません。

「製作技術は高いのに、なぜか評価されない」
そんな作品の多くは、“コンセプトが曖昧”な場合がほとんどです。

コンセプトは、あなたの作品に方向性と説得力を与える設計図のようなもの。
今回は、僕自身がコンテスト入賞を重ねていく中で実践してきた、**「作品コンセプトを決める3つのステップ」**を紹介します。


🟩 ステップ①:「テーマ」を一言で言えるか?

最初のステップは、「何を表現したいのか」を一言で言えるレベルまで絞り込むことです。

💬 例:

  • 「原作シーンの再現」
  • 「オリジナルの解釈で再構築」
  • 「METAL BUILD風の表現」
  • 「戦闘直後の疲弊感を表現したい」

このように、“目的”を最初に決めることで、後の工作・塗装・撮影の方向性がすべて
統一されます。
ここが曖昧だと、入賞以上はないですし、一次審査通過も怪しいです。
目的がないと、どこに向かって進めばいいかもわからなくなありますので、ブレが
生じてしまします。
あと、目的がないと完成までたどり着く前に製作を辞めてしまうこともあります。
逆に、明確な目的があると、“完成まで走り切れる力”になります。これはどのレベルの
モデラーにも共通する真理です。

何事も”目的”は大事です。

僕の実例で行きますと、
エクシアの目的は、「METALBUILD様に書き起こされたエクシアの再現」です。
この目的なので、ディテールやデカールはMETALBUILDの方向性、塗装も予算、販売価格を考えないMETALBUILDだったら塗装をしています。

1/100イモータルジャスティスの場合ですと、「作画の重田さんが手書きしたイモータル
ジャスティス」です。
劇場版ではCGだったので、手書きされていたらこうなるだろうと考え、リマスターの新規作画
を中心に重田さんの作画を再現するために立体にしています。

📌 ポイント:
「説明しなくても伝わるコンセプト」が理想です。
コンテストの審査員や観覧者は、数秒の印象で作品を判断します。
その瞬間に「この作品は〇〇を表現してるな」と伝わるよう意識しましょう。


🟩 ステップ②:メインとなる見せ場を決める

コンセプトが決まったら、次は**“どこで魅せるか”**を明確にします。

・頭部ディテール?
・プロポーション?
・ポージング?
・ギミック?
・台座との構成?

この「見せ場」が定まっていないと、全体が散漫になり、視線の誘導ができません。
審査員が一瞬で「おっ」と感じるポイントを、意図的に設計しましょう。

僕の場合ですと、エクシア、イモータルジャスティスの見せ場はともに「顔」にしています。
上記2体に限らず、基本的にはMSは顔を見せ場にしています。
やはり、無意識に人は顔は見てしまうもので、デザイナーも特徴を出ている個所では
ありますので、見せ場にしやすいと考えています。
なので、顔含め頭部は、しっかりと作り込む作品の場合は、キットのままで無個性な状態に
なってしまわないために、フルスクラッチして自分の思った通りの形状にしています。


🟩 ステップ③:一貫性を最終確認する

最後のステップは、「作品全体の一貫性」があるかどうかをチェックすること。

🔍 確認ポイント:

  • コンセプト → 工作 → 塗装 → 撮影まで、一貫した方向性があるか
  • 途中で方向転換していないか
  • 見せ場がブレていないか

制作中は「これもやりたい」「あれも足したい」と思いがちです。
そこで追加するもの有ですが、有りなのは「テーマに有っているもののみ」です。
テーマに有っていないものを足しても、評価がプラスされることは有りません。
特にディテール系は評価は“されづらい”です。
評価されるディテールは、特徴的で、今までにないデザインだけです。
10年前なら評価されたかもしれませんが、全体の製作レベルが格段に上がった
現在のコンテストではプラスに働く幅が非常に小さいです。

いろいろなものをつぎ込んでブレてしまった作品より、審査員は“ブレのない作品”に
高い完成度を感じます。

📸 作品完成後は、一度写真を撮って客観的に見返してみましょう。
自分が審査員の立場で、「この作品は何を伝えたいのか」が一瞬で分かるかどうか。
それが、入賞作品に共通する最大の特徴です。


🩵 まとめ:「芯のある作品は、印象に残る」

どんなに技術が高くても、コンセプトが曖昧な作品は記憶に残りません。
逆に、コンセプトが明確で一貫している作品は、多少粗があっても強い印象を残します。

あなたのガンプラが「ただ上手い」から「伝わる作品」に進化するために、
まずは今回紹介した3つのステップを意識してみてください。

コンセプトは“作品の羅針盤”。
方向性が定まれば、製作の迷いが一気に減ります。


💬 あとがき

僕自身、初期の頃は「とにかく情報量を詰める」ことばかり意識して、
作品のテーマが無い又は、ぼやけてしまうことがよくありました。

しかし、“何を伝えたいのか”を明確にした途端、
評価が安定して上がり、コンテストの結果も大きく変わりました。

ぜひあなたも、次に作品を作るときは、一番最初に「コンセプト」から始めてみてください。
それが、入賞作品への最短ルートになります。

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