ガンプラコンテストで結果が出せる人と出せない人の違い

コンテストで結果を出すには

結果を出すための考え方と戦略

🟥 はじめに

「あの作品より自分の方が上手いと思っていたのに、結果は落選、そんな経験、ありませんか?」


ガンプラコンテストに挑戦している人なら、一度は感じたことがある疑問ではないでしょうか。

僕自身、過去にいくつものコンテストへ挑戦し、何度も一次審査通過できなかった切手サイズ(全応募作品掲載)を経験しています。
工作・塗装・ディテールアップといった技術を磨き続けても、結果が出ないまま。
その理由が分からず、壁を突破できずにいました。

しかしある時、「入賞できる人とそうでない人の違い」は技術だけではなく、製作の考え方にあると気づいたのです。

今回は、僕自身の入賞経験(オラザク・GBWC・SAコンなど)をもとに、
“結果を出す”ために必要な思考法の違いについて解説します。


🟦 入賞できる人とできない人の違いは「考え方」にある

多くの人は「製作技術さえ上手くなれば入賞できる」と考えがちですが、
実際には作品の“見せ方”と“テーマ性”の設計力が勝敗を分けます。

製作技術は必要ないのかと言われればそんなことはありません。
製作技術は有って当然、そのうえで作品の“見せ方”と“テーマ性”が重要になってきます。

僕が2012~2015年くらいにオラザクに出した作品も、当時は技術的には自信がありました。
しかし審査を通過できず、なぜ評価されなかったのかが分からなかった。
今振り返ると、「この作品で何を伝えたいのか」等一切考えて作っておらず、製作コンセプト
が明確でなかった、「ただ作った作品」でしかなかったのです。
ついでに、今考えると技術面も当時は一次審査通過できるかギリギリのラインでした。

入賞以上の作品は、本人が意図的にしている、していないにかかわらず、“作る”前から伝えたいことを考えています。
「この作品で何を伝えたいのか」「どこを一番見てほしいのか」。
つまり、作品のテーマを中心に構成を練っている明確な製作コンセプトが有るのです。

一方で、入賞できない人は「部分的な完成度」に意識が向き、全体のバランスを見失いがちです。
塗装も工作も丁寧に仕上げているのに、印象としては「何を伝えたいのか分からない」作品になってしまう。

結果を出すために重要なのは、“技術”ではなく“設計思想”なのです。


🟩 入賞者が実践している3つの共通点

① 作品コンセプトが明確である

入賞者の作品には、必ず**「伝えたいこと」**があります。

コンセプトが明確だと、見る人の印象に残りやすくなります。
見たときに「かっこいい」だけではなく、「こういうコンセプトで作っている作品なんだ」
と理解できる作品。
それが、審査員の記憶に残る作品です。


② “見せ場”を設計している

作品には、「どこを見せたいか」が必要です。

見せ場は、「この部位」、「このディテール」「このポージング」、「この構図」――
何でもよいのですが、入賞者は一番見てほしいところを決め、見てもらいたいところへの
“視線誘導”を計算しています。(計算していなくても無意識にできています)

僕もかつてはどこを見せたいかなど考えず、ただ作っていましたが、“見せ場を決める”ことで
作品を見た人の受ける印象が変わりました。

③ 総合的な完成度を高めている

入賞者は「塗装」「工作」「ポージング」「撮影」「台座」など、トータルでの完成度を意識しています。


近年のコンテストでは、作品単体で評価しますとは言っていますが、“プレゼンテーション全体”が評価される傾向があります。

たとえば、工作が丁寧でも塗装が雑だと全体の印象が下がります。
逆に、細部の粗さが多少あっても、「ポージング」「撮影」「台座」で全体の完成度を高めることができれば、評価されることもあります。


🟪 今日から実践できる!結果を出すための2ステップ

1️⃣ 作品コンセプトを決める
 作る前にどういった作品にしたいかを決める。
 理想は、「誰に、何を伝えたいのか」のコンテストを意識したコンセプトを考え、
 意識しなくても自然にできるようになる。

2️⃣ 見せ場を作る
 一番見てほしい部分を決め、そこが一番良くなるように製作をしていき、その見せ場
 への視線誘導を考える。


🩵 まとめ|入賞者は「うまく作る」より「伝わる作品」を作っている

ガンプラコンテストで入賞できる人は、必ず「作品を通して伝えたいもの」を持っています。
それは技術よりも、作品全体の物語性や構成力で勝負しているということです。

入賞者は「うまく作る人」ではなく、「伝える力を持った人」。

あなたの作品も、“ただ作る”から“伝える”へと意識を変えることで、
確実に次のステージへ進めるはずです。

冒頭でも書きましたが、製作技術は必要ないのかと言われればそんなことはありません。
製作技術は“土台”であり、作品の“伝える力”が重要になってきます。

💡 あとがき
ここまで読んでくださりありがとうございます!
この記事が、あなたの作品づくりに少しでも役立てば嬉しいです。
ガンプラを“作る楽しみ”から“結果を残す喜び”へ——
一緒にレベルアップしていきましょう。

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