ガンプラコンテストで評価される“見せ方”のコツ

コンテストで結果を出すには

作品の印象を数倍アップさせる方法



🟥 はじめに

ガンプラコンテストで作品を見ていると、
「同じくらいの技術なのに、なぜこの作品だけ印象に残るんだろう?」
と思うことはありませんか?

実は、コンテストで上位に入る作品の多くは——
“見せ方”を計算して作られているんです。

工作や塗装といった技術面がどれだけ高くても、
「見る人の目にどう映るか」や「自分の作品を他の人にどの様に見てほしいか」を意識した製作をしないと、評価されにくい時代になっています。

今回は、これまでの僕自身の入賞経験(オラザク・GBWC・SAコンなど)を踏まえて、
作品の“見せ方”で評価を上げるための3つのコツを解説します。


🟦 見せ方のコツ①:作品の“視線誘導”を意識する

作品を見たとき、どこを一番に見てほしいのかを明確に決めていますか?

入賞作品の多くは、見る人の視線が自然に「見せ場」に誘導される構成になっています。
これは「構図設計」と呼ばれるテクニックで、写真撮影や絵画でもよく使われる考え方です。

たとえば——

  • 形状やディテールを一番の見せ場へ向かう様に流れを作る
  • 背景や台座を調整することで、視線が作品の見せ場に向かう様にする

📷 例:
・見せ場を頭部とした場合、腕や脚のラインで目線を導く構図。
・見せ場を装甲裏の密度の高いディテールとした場合、そのディテールに視線が向かいように
 スジボリを入れる。

視線誘導を意識すると、
「技術がすごい作品」ではなく「見ていて惹きつけられる作品」になります。


🟩 見せ方のコツ②:質感コントロールで印象を変える

ガンプラの仕上げは、作品の完成度を決める最終演出です。
同じ形、同じ色でも、「つやの使い分け」「メタリック、パールの使いかた」「デカールの貼り方」次第で印象がまったく変わります。

審査員が作品を見るのはほんの数秒。
その短い時間で「丁寧」「リアル」「説得力がある」と感じさせるには、
仕上げの演出力が重要です。


✴️ ① つやの使い分けで“素材感”を演出する

「全部つや消し」も悪くありませんが、全パーツ同じ質感だと平面的に見えがちです。
“つやの質感を変えることでリアリティの演出や見せ場をわからせる”といった効果が得られます。

なぜ、”リアリティの演出”になぜなるのかというのは、身近なものでは自動車や重機、現実にある兵器では戦車や戦闘機はつやが全て統一されていませんよね?
タイヤだったらつや消し、ピカピカの金属部ならつや有りといった感じでよく見ると、つやは
統一されていません。
人は普段見ているものからつやを使い分けることで、リアリティを感じる様になるからです。

🔹 つやの使い分けの例

  • 装甲部分 → 半ツヤで落ち着いた反射
  • 関節や武器 → つや消しで重量感を演出
  • センサー・クリアパーツ → 光沢でアクセント
  • 作品の見せ場だけつやを変更する

💡 ポイント
質感の違いが“素材の違い”を感じさせ、見る人に「リアルな存在感」を与えます。


✴️ ② メタリック・パールで“アクセントを加える”

メタリック塗装やパール塗装は、光の反射により通常の塗料とは異なる見た目を得られます。
全体に使いキラキラさせるよりも、使うところを絞り、効果的に使うことで作品を引き立てる
アクセントを出すために使います。

METALBUILDは、メタリックやパールを多用しているように感じますが、実はポイントでしか
使われていません。
それでも多用しているように感じるのは、効果的に使用されている証拠です。

🔹 効果的な使い方の例

  • メインカラーの一部にパールを重ね掛けして、メインカラーを引き立てる
  • 作品の見せ場にメタリックやパールを使用し、目立たせる
  • アクセントカラーをメタリックに置き換えたり、パールを重ね掛けして引き立て量アップ

💡 注意点:
全体をメタリックやパールで仕上げると“何を見せたいか”がぼやけるので、
ポイント使いで「見せ場を際立たせる」意識が大切です。


✴️ ③ デカールで“情報を整理する”

デカールは装飾ではなく、情報と視線を整理するためのデザイン要素です。
貼る位置や間隔を意識することで、作品全体の説得力が大きく変わります。

🔹 貼り方のコツ

  • 機能的な位置(整備ハッチ・センサー・可動部)に配置
  • 配置で流れを作り“視線誘導”をサポート
  • 粗密を意識する(あえて余白を作る勇気!)

💡 応用テクニック:
デカールも”ディテールの一部”なので、工作の段階でどこに何を貼るを意識していくと
全体の統一感が出ます。


🟨 見せ方のコツ③:“物語”を作る

入賞作品には、ほぼ**「ストーリー性」**があります。
ストーリ性なんて言っていますが、簡単に言うと”愛”です。

僕が作ったエクシアは、デザイナーの海老川さんがMETALBUILD様に書き起こした
絵が好きで、その絵の再現はしているのですが、今の海老川さんならこうするといった
要素も加えています。
エクシアと、海老川さんのデザインへの愛を表現した作品だったことが評価されたのでは
ないかと考えています。


🩵 まとめ|「作る」だけでなく「見せる」ことを意識しよう

ガンプラコンテストで評価される作品は、
“技術の高さ”よりも、“伝わる見せ方”をしている作品です。

上記の3つを意識するだけで、あなたの作品の印象は確実に変わります。

そして最も大切なのは、
**「どんな作品をどの様に見せたいか」**を作る前に決めておくこと。
それが、作品の軸になります。

あなたの次の作品が、見る人の心を動かす一作になるように——
今日から“見せ方”の意識を取り入れてみてください。


💬 あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます!
この記事が、あなたの作品づくりのヒントになれば嬉しいです。

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